rmorimoriの日記

妄想していることを文字に起こします。  

SHIROBAKOの「みゃーもり(宮森あおい)」重い女説を追う

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このみゃーもりいちばんすき

先日2/29日にSHIROBAKOの劇場版が公開されましたね。みなさんは鑑賞したでしょうか?

私は当時就職活動の真っ最中でしたので、「就活が終わったらみにいくかー」などと軽く考えていました。ところがぎっちょん現実は非情です。私が就活を終わらせたときには世は大コロナパンデミック時代。とても「都内の映画館にSHIROBAKO見に行くわw!」などと言えるわけもなく、おとなしく劇場版の視聴を諦め、アニメシリーズの復習をする方向にシフトしました。

5年前に見たときには「アニメ制作って大変なんだなぁ」位しか感じなかった私ですが、いざ自分が社会に出ることが確定した後に視聴すると心にクるものがあるなぁとしみじみ感じるとともに、“みゃーもりすこ”という気持ちが再燃してきたわけです。

さてこの“みゃーもり”ですが、一部界隈では「重い女」「ヒモ男を養うタイプ」といわれているのはご存知でしょうか。

緊急事態宣言下につき時間は無限です。折角SHIROBAKO本編を見直す機会を得たわけですから、「本当にみゃーもりは「重い女」「ヒモ男を養うタイプ」なのかについて考えてみたいと思います。
(この考察は多分に私の妄想が含まれています。真に受けないようにしてください。つまりフィクションです。)


① みゃーもりの幻覚について
作中でみゃーもりは仕事上や私生活で困難に遭遇すると必ずと言っていいほど幻覚を見ていますよね。あの2体の人形が自立してみゃーもりの不平不満を代弁しているやつです。

脳内で完結する妄想ならわかるんですよ。しかし作中でみゃーもりはその人形たちと実際に会話しているわけです。さながらPERFECT BLUEなわけですよ。

これはメンヘラの特徴でもある「すべて他責にするアレ」だと考えられます。ご存知の通りすべての事象においてメンヘラは決して自分に対する責任を認知しません。すべての事象に対してです。この不条理は自分のせいではないと言い聞かせるための行動である可能性があると思います。

つらつら書いてきましたが、そもそも幻覚をみて、なおかつその幻覚と会話している時点で重いよね。

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② みゃーもりの夢について
作中でみゃーもりは自身の最終着地地点を見つけられずにいました。(意識高い系な表現するならキャリアパスというやつです)

みゃーもりはアニメの制作進行という仕事に忙殺され、目の前の仕事をこなすだけで精いっぱい(現実のアニメ制作場面であればとても有能とのこと)で自身の夢・最終目標を見つけられず苦悩します。そんなみゃーもりを横目に同期のメンバーや後輩たちは自身の夢を見つけ奮闘していくわけです。

みゃーもりは明確な夢を持ち、その実現のために打ち込む友人たちの姿に尊敬の念を抱き、その支援を厭わずむしろ積極的なわけです。「夢に挑戦する人の姿に尊敬の念を抱く、またその支援を厭わない」つまり他人の夢に自分を重ねている部分があるわけですよ。これバンドマンにひっかかるわ。(確信)
べつに夢見るバンドマンを悪く言うわけではないのですが、多くの場合バンドマンはひたむきに夢を追いかけている、中の上以上の顔面偏差値を持つ、かつ母性本能をくすぐるような適度なだらしなさを持っています。この点みゃーもりは引っかかる可能性があるなぁと思うのです。
 加えてみゃーもりには仕事以外では物事を決めきれないことがあります。みゃーもりは短大の経済学部卒。自身の進路という人生において重要な選択の局面で、アニメ関係の学校に進む道を選べなかったことを負い目に感じている描写が1クール目の就活のシーンにありました。

バンドマンの多くは音楽活動の妨げになると、大学を中退したり、そもそも進学しないことが多いのです。夢追い人は自身の夢を追っているわけですから、進路を迷うことはありません。たとえそれが中長期的に見て損をする可能性があってもです。

自分の夢に向かって一歩踏み出しきれなかった経験を持つみゃーもりだからこそ、一途に音楽で成功するという道を進み続けるバンドマンに惚れる可能性があるのではと。

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圧迫面接思い出すからこのシーンしんどい



ここまで長々と考察と称した妄想を垂れ流してきたわけですが、正直「制作の人そこまで考えてないと思うよ」といわれればそれで終わりなことも重々理解しています。しかし公式から与えられる寡少な情報の中から、自分なりの考察・妄想していくことが楽しいのです。
公式が仮にみゃーもりは「重い女」でも「メンヘラ」でも「ヒモ男を養うタイプ」でもないと声明を出したとしても関係ないのです。別に公式が勝手に言ってるだけだから。
私の中でのみゃーもりは「重い女」で「メンヘラ」で「ヒモ男を養うタイプ」の女性です。勝手に自分の中で思っているだけです。でも決してこんなクソみたいな妄想を他人に押し付けたりしないし、公式に凸したりしません。だって自分の妄想だし。妄想と現実を区別できなくなったらおしまいです。
 公式と自分の解釈が違うと思うのならば、その世界観や妄想を同人誌やSSなどに昇華すればいいだけの話です。もちろん公式の設定を理解したうえでの話ですよ。「公式はこう言ってるけど、私はこう思うな」これでいいと思うのです。

 

それでは。

 

 

www.shirobako-movie.com